ショップオーナーの中には、自分がシステムに関する専門知識をつけなければ、業者の言いなりになり、最悪の場合は「良いお客様」になってしまうとの不安を持つ方もいます。
専門分野の事なので、アドバイスを貰える人間を確保するのが良策ですが、特に小規模額の商談の場合はコスト的にも予算をかけられない現実があり、コンサルタント等を入れる事は難しい場合も多いと思います。
そこで発注を依頼する前に、これだけは知っておきたいという事をまとめました。
「何をしたいのか」を明確に出来るのは、ショップオーナーだけ
制作業者から、このシステムを入れると「楽になります」「売上があがります」等と提案され、言われるがまま発注してしまい、出来上がりに不満を持つというケースは少なくありません。
また、提案通りの素晴らしいシステムだけれど、実際に運用するのは難しかったというケースもあります。
いくらシステムのプロとは言え、本当に使えるシステムの形を知っているのは、発注する側なのです。
それは、ネットショップの業務、売上、スタッフ、お客様の事を総合的に考えられるのはショップオーナーしかいないからです。
その解決策は誰の利益になるか
もし、システムに詳しくないショップオーナーが、何か問題を抱え、システムの力を借りたい時、どうするでしょうか。
まずは色々自力で調べ、パッケージソフトの導入や、一からのシステム開発、テンプレートの活用等を検討していくと思います。
しかし、そうして得た答えを最適だと判断する事が、果たして本当に可能でしょうか。
最適かどうかの判断を制作業者に依頼する事は、危険な場合もあります。
もしも自社のパッケージ製品を扱っている制作業者なら、本当は他社のパッケージが最適だとしても、自社製品を勧める可能性があります。
ビジネス上、完全に発注者側の方を向いてはくれないのです。
制作業者に在庫管理システムを作って欲しいと依頼すれば、なぜ在庫システムが必要なのですか?とは言わないでしょう。
受注したいからです。そこで非常に重要なのが、
本当に必要なのか?他に代案はないか?という問いです。
発注を行う前に、専門家に判断を仰ぐなど、充分考慮すべき点ですが、コスト的にもなかなか難しい現実。
そこを逆手にとって、制作業者の善し悪しの判断材料にしましょう。
要件定義やシステム設計、依頼の背景に至るまで、充分に時間をかけて相談に乗ってくれる制作業者を選ぶと、失敗は少なくなると思います。
逆に、「全てお任せ下さい!」という様なスタンスをとっている制作業者は、気をつけた方が良いかもしれません。
開発規模の膨らみと手戻りのコストは背中合わせ?
制作業者の言いなりは嫌な物ですが、上流工程(要件定義やシステム設計)をじっくりやればやるほど、仕様が膨らむという事も言えます。
こんな風にしたいとか、あったらいいなレベルの物まで出てくると、開発コストも飛躍的に上がります。
しかし、実現したい機能がはっきりしていなければ、開発途中で、「やはりこうして欲しい」とか「こちらの方が良かった」といった仕様の変更が出てきてしまい、手戻りのコストがまたかかる事になります。
要件定義がしっかりしていれば開発コストは下がる傾向にありますが、思いつきで要求を増やしては逆効果です。
予算との兼ね合いや、導入効果を考慮に入れて、優先順位を決めておく事も大事です。
また、制作業者は金額が同じなら作業を増やす事は避けますし、こちらが要求しなければ、サービスで機能を追加したりはしてくれません。
放っておいても良いシステムが出来上がるのなら良いのですが、やはり要件定義での発注者側の努力が重要だと言えます。
【参考サイト】
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