~連載:ネットショップをリニューアルする前に確認したい5つの質問
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リニューアル( 2009/2/16 グリニッジ有限会社 取締役社長 田中裕之)
ネットショップコンセプトを3つの観点で考える
1、ネットショップのコンセプトを改めて定義してみる
あなたのネットショップの役割は何でしょうか? どのようなお客様が訪問してくれているでしょうか? 何を目的にし、何を求めに来てくれているでしょうか?
そういったことをしっかりと考えて、ネットショップのコンセプトを改めて定義してみましょう。
ネットショップのコンセプトとは、企業がネットショップにおいて、誰に、何を、どのように提供するのかを明確化したもの、と言うことが出来ると思います。
言い換えるならば、企業がネットショップにおいて行う事業の範囲を明確にしたものということも出来ます。
ネットショップが成功するかどうかは、魅力的なショップコンセプトを打ち立てることが出来るかにかかっています。もちろんここがビジネスのキモとなるところで、その定義次第でネットショップが成功するかどうかの分かれ目でもあります。
ネットショップのコンセプトは全ての柱となります。ネットショップのコンセプトを明確にすることによって、ショップのロゴや店名、商品の写真や顧客サービスなどを変更していかなければならなくなるかもしれません。
リニューアルの作業においては、全ての要素をネットショップのコンセプトに照らし合わせ、ブレのないようにしていく必要があるでしょう。
2、ターゲットユーザーを明確にする
ネットショップのコンセプトをより明確なものにするためには、ターゲットユーザーを明確に描き出すことも有効な手段です。
あなたのネットショップは誰のためのネットショップでしょうか? お客様は、どういった背景や理由であなたのネットショップを訪れ、何を解決したいと考えているでしょうか? どのような課題やニーズを抱えているでしょうか? そのお客様に、あなたのネットショップでは、サイトを通してどのような体験を提供しますか? どのように提供しますか?
もちろんネットショップを訪れるお客様は明確な目的を持ってサイトに訪れています。暇つぶしでネットサーフィンをしている人はほとんどいないと思って間違いありません。
お客様がどのような目的を持ってネットショップを訪れているか思い描いてみましょう。
そのお客様に対し、求められている情報を充分に提供できているでしょうか? もし出来ているのなら、あなたのサイトはお客様に感謝され、そして顧客満足度も向上しているに違いありません。出来ていないのなら、目的をもってやって来てくれたお客様を逃してしまっているかもしれません。
3、ペルソナを定める
耳慣れない言葉かもしれませんが、「ペルソナ」とは、架空のユーザー像を作り、まとめ上げたものです。
あなたがネットショップで提供しているビジネスをよく振り返ってみてください。
「こんなお客様が多いな」、「こんなお客様にもっと来てもらいたいな」といったものは必ずあると思います。
そういった中から、架空のお客様像を具体的に作り上げてみます。
顔写真やイラストなどがあるとよりイメージが鮮明になるでしょう。
なぜここまで具体的にお客様像を作り上げる必要があるのでしょうか?
ネットショップのリニューアル作業には多くの人が関わってきます。10人集まれば言うことは10通り、出てくる意見を集めていてはブレが大きくなるばかりです。
そこでペルソナとして定めた「○○花子さん」に提供するにはどのようなサービスが良いか、と考えていったほうがより意見を集約しやすくなりますし、イメージ化も容易になるでしょう。
また、ネットショップにおいて、コンテンツを企画する際や、文章の言い回し、メルマガを配信する時間まで、ペルソナを定めることによって方向付けが出来る事項は多岐にわたります。
ペルソナができたら、シナリオを作ってみます。
提供すべきサービスで足りていない点を洗い出すことで、リニューアル後のサイトがどのような姿になっていなければいけないかが浮かび上がってくるはずです。
このように、お客様視点でネットショップのコンセプトを見つめなおしてみることで、リニューアル後のネットショップの姿はどうあるべきなのか、その姿が浮かび上がってきます。
そのあるべき姿と、リニューアルの目的、そして現在のネットショップ姿をすり合わせることで、ネットショップが解決すべき課題がより明確に浮かび上がってくると思います。
この課題こそがリニューアルで解決しなければならないことであり、リニューアル作業に関わる面々の間で共有しなくてはならない事柄となります。
この情報が共有できたならば、作業が終わった段階になって思ったようなものにならなかった、といった感想は決して出てこないはずです。
さて、次回の第5回目(最終回)では、リニューアル作業を行ってみても、効果があったのか、なかったかが分からない、といったことを防ぐためにはどうすればよいのか、ということに触れたいと思います。
しっかりと目標を立て、効果測定を行うことで次に繋がる試行錯誤が行えるようになります。
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