デザインの力とは!?
現在、ネットショップのデザインは多種多様となってきました。
「使いやすさ」や「商品へのたどり着きやすさ」「解りやすさ」を求められるネットショップでは、いわゆる「良いデザイン」のモデルになるデザインが存在しますが、それを差し引いても、全くデザインされていない物から、斬新な芸術的デザインがされている物まで実に様々です。
このデザインと売上が直接結びついているかというと、そう単純なものではないようで、奇麗にデザインされているショップでも売上が上がっていなかったり、逆にデザインは良くないがどんどん売れていたりと、「結局、デザインだけが美しくてもダメである。」という事は常識になってきました。
しかし最近では、デザインの力でお客様の「好み」に戦略的に入り込み、購買意欲を誘うというビジュアルマーケティングや、商品やお店をお客様から「どう見られたいのか」をコントロールし、店舗演出・商品演出するといった、いわゆるVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)が注目を浴びています。
また、ネットショップの運営から考えれば、商品の見せ方、バナー等、「デザインセンスがあればなぁ・・」と思う事は多いのではないでしょうか。
そこでWebデザイナーに、バナーの制作から、サイト丸ごとデザイン発注しているという方も多いと思います。
所がこのデザイン発注、イメージを伝えるのが非常に難しく、思ったとおりに仕上がってこない事もしばしばです。システム発注とも共通しますが、作る本人がネットショップの業務に詳しくない場合、自分のセンスに頼った制作をしてしまいがちです。
そこでデザイン発注を上手く進めるコツを考えてみました。
イメージを伝えるためには?5つのポイントをチェック!
今回、ハンドバッグを扱うショップをリニューアルする、と仮定しましょう。
今のサイトは少し子供っぽく、ごちゃごちゃしてしまったので、もっと「高級感」をだしてお店や商品を、ブランディングしたい!とします。そこでサイトのイメージをWebデザイナーにこう伝えました。
「高級な感じで。」
さて、このデザイナーはどんなデザインを施すか、イメージが湧くでしょうか。
「高級な感じ」の正体は何!?
まず、「高級な」から連想するものをあげてみましょう。
高級ブランド ・・・・シンプル、シック、上品。
ゴージャス ・・・・宝石、キラキラ、金色、セレブ。
クラシック ・・・・伝統的な、格調高い、優雅。
どれが正解でしょうか。少し考えただけでもこれだけ上がります。という事は、デザイナーが考える「高級な」にも幅がある事がお解りになるかと思います。
ですから、デザイン発注をする時は、まず考えなくてはいけない事があります。
1:グレード
「高級な」であっても、「今より少し」高級なのか、「シャネルやグッチに代表される高級ブランド並に」高級なのかで話が違います。
ファッション業界では、マーケティングをする区分をグレードによって分けています。そこで、これに倣い、狙うグレード感を分析しましょう。視覚化する事に意味があります。
| セグメント | 印象 | 顧客層 |
|---|---|---|
| プレステージ | 一流、高級品 | 社交界の富豪と芸能人 |
| ブリッジベター | プレステージとベターの中間 | 一般のキャリアウーマン |
| ベター | 一般的 | 幅広いカジュアル志向層 |
| モデレート | 値頃感のある商品 | 価格と価値を追求する層 |
| バジェット | 低コストのボリューム商品 | 価格優先の大衆層 |
今回は、ブリッジベターを目指す事にします。「高級ブランド程つき抜けない、デパートでいうと一つフロアが下がる」くらいの高級感です。
2:与えたい印象
クラス感が決まった所で、次に「印象」を決めましょう。
「可愛らしいのか、大人っぽいのか」
「無機質なのか、自然なのか」
「和風なのか、洋風なのか」
「シンプルなのかゴージャスなのか」
「クラシックなのか現代的なのか」・・・
それぞれで高級感が違います。
お店の印象を決めるのは、何といってもお客様です。お客様に何と言ってほしいか、で、与えたい印象を決定します。
ここでは、「大人っぽい」「シンプル」「上品」にします。
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