3:出来上りを一言で表現すると?
クラス感と印象が決まったら次は完成した後、お客様にまずまっ先に「何と言ってもらいたいか」を、一つ決めます。
これは、デザイナーと発注者の間で、また、作業が進むにつれて、コンセプトにずれを生じさせないため、常に、
「今回のリニューアルが、この一言で言い表す事が出来るか」
をチェックするためのものです。
ここでは、先に出てきた、「高級感が出た!」にしたいと思います。
4:ペルソナ
リニューアルするに伴い、誰に気に入って貰いたいかというと「お客様」である事は言うまでもありません。
しかし、「お客様」には年齢、ライフステージ、嗜好があり、全ての人に気に入られる事は難しいでしょう。
そこで、ペルソナと呼ばれる「架空の顧客像」を作ってしまいます。
お客様の中でも重要と思われるセグメント(一番買ってくれる層、一番売り込みたい層等)から複数のモデルを選び、大体の共通している項目をプロフィールとして勝手に決めてしまい、そのペルソナを満足させられるか、チェックします。
具体的には、名前、趣味、日常生活、好み、その好みになった理由などを想定します。
| 名前 | 藤崎真由美 |
|---|---|
| 年齢 | 28歳独身(彼氏あり) |
| 職業 | 化粧品メーカでビューティーアドバイザーとして働く。キャリア志向で独立開業も視野に入れる。反面、プライベートも重要視している。 |
| 趣味 | 映画鑑賞と読書。 |
| 嗜好 | 洋服もバッグもシンプルで上質な物が好き。ベーシックな物は高級品を、流行物は安く手に入れたい。仕事場でも後輩が多くなってきて、ライフスタイルを含めた憧れの上司となるべく、外見等の外側だけでなく内面も磨きたいと思っている。 |
今回は上記のようなプロフィールにしました。
5:トーン&マナー
デザインの話をすると、英語やカタカナが多く、「で、それ何の事?」というのがよくありますが、トンマナなどと略されるこの言葉、ご存じでしょうか。
トーン&マナーは、広告業界で使われる言葉で、その広告が出す、雰囲気や調子の事です。これを決めておき、共有すると、一貫性を持ったデザインが出来るという利点があります。
今回は、お客様にお店や商品をもっと高級に見て貰いたいという事と、1から4までで浮かび上がってきたイメージを踏まえて、
トーン:
「シンプルで、上品。商品自体の色をアピールするため、出来るだけ白ベース。キャリア志向の女性が好むイメージ。」
マナー:
「派手・華美な感じにはしない。デザイン的に英語の表記も許す。フォントは明朝体。」
一例ですが、こういった感じになります。
これで、ずいぶんイメージが固まるのではないかと思います。
この他にも、イメージに合う他のサイトを見つけて提示するのも勿論大切です。
眼でみた印象を言葉で表し、実際の画像やサイトでも表すという2重構造でデザイン発注を攻略して下さい。
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